花の下2
疑いようのない春。
子ども二人連れて近所へ。
桜の季節。まだ昔の約束を覚えている。
疑いようのない春。
子ども二人連れて近所へ。
桜の季節。まだ昔の約束を覚えている。
ウテナ展、幾原さんのトークショーへ。
トークショーでは「例の映像」を流すということで、仕上がり(最終的なものはその場で初めて観ました)やそのリアクションが気になってトークショーどころではなかったり。
中身についてはも少ししらばっくれ続けるとして、トークショー後に西武ギャラリーのウテナ展をスタッフだけで特別に見せてもらいました。
一般客ですでに観てはいたのですが、幾原さんや辻田さんという当時のウテナスタッフと一緒に見るのはとても不思議な感じで感慨深かったです。
また、ピングドラムスタッフも数人いたのでそのあたりも何だか不思議で面白かったです。
辻田さんがブログに「15年前の自分と2年前の自分がぴったりと向かい合わせでひとつの空間にある」と不思議がっていらっしゃいましたが、自分としては「観客席で観てた作品と、実際フィールドで一緒に作った作品がひとつの空間にある」ことが不思議でした。
そろそろピングドラムちゃんと見返そうかな?
BD作業でだいぶ観たのだけど、今ならお客さんとして観れそうだし、その方が良さが分かったりするだろうしね。
画像は、昼間に家族で花見した石神井川。
何も解決しないまままた春が来てしまった。
夜光星ディスコルームを観劇させていただきました。
昔の芝居仲間でもあり、今の仕事仲間(?)というかウェブ担当させてもらっている舞山さんと、ピングドラムでご一緒した声優の小泉さんが共演!という嬉しい舞台でした。
全然別のタイミングや切欠で知り合った二人が共演しているのは何だか不思議でしたが、そんなの関係なく久しぶりの舞台、とても楽しく観れました。
昔はちょっとイイ舞台観ると、メラメラしていたけど、最近はさすがにそういうことは無くなってきた。芝居への未練や執着がなくなった代わりに、宣伝美術やりたい!とか、そっちの欲が出てきた様な。
もともとデザインすることを初めて意識した、というかデザインする楽しさを最初に味わったのは、17の時で、友人が作った劇団のチラシ作成だった。そう言う意味では「宣伝美術」は自分の原点だったりもしたりして。
「スタジオ心」のロゴデザイン、名刺デザインを担当しました。
スタジオ心はピングドラムでご一緒した美術監督の中村千恵子さんとご主人の中村豪希さん(こちらも有名な美術監督さんです)の立ち上げたアニメーションの背景美術の会社です。
打ち合わせもいつもご夫婦一緒ですごく楽しく、「心」の文字のエレメントに反映されています。
もちろん、右の2つの円に込めています。
※名刺の住所や番号はでたらめです。
さらにこの名刺、裏のイメージの模様が、ご夫妻とも一見同じに見えるのですが微妙に異なっていて、並べると繋がるようになっています。夫婦の名刺を並べると一枚の模様になるという仕様です。
いつまでも寄り添いつつ、高め合って、これからも素敵な作品沢山みせてください!
ちなみにこの裏側の模様は、描き下ろしてもらったわけでなく、実際にアニメに使われたBGから素材を抽出しています。これだけで「ああ、あそこか!」と分かる人はいないだろうけど、ペンギンのあのアニメのあのシーンです。
ウテナBD下巻発売。上巻に続きデザイン一式担当してます。
下巻は上巻ほどはプレッシャーで苦しんで…みたいなのはなかったけど、ブックレット2冊の上、一方はとても画像点数が多かったので物理的に大変でした。
メニュー画面も劇場版や特典ディスクなどは沢山作るものがあったので。
これにてつかの間のウテナスタッフは終了。
とても良い記念になったし、手にした人から嬉しい感想を沢山聞けました。幸福な仕事です。
今回のウテナの仕事一連では、デザインの制約として自分に3つ、禁止事項を設けました。
この3つは、かつてのウテナのデザインではとても多く見られた3つです。それを使えば当時のウテナっぽい感じにはすぐ出来たのだけれど、それをやると出来の悪いレプリカになってしまうため禁止しました。
変わったことやってやろう、というつもりはなく、むしろ踏襲すべき所は積極的に踏襲したのですが、その3つだけは時代がともなっていないと嘘くさくなってしまう、というか。そう言うところはパッケージデザイナーっぽい突き放し方が出来たのかな?と思ってます。
さて、その3つの禁、なんだか分かりますか?
(1つは超1部分に例外的に使ってしまっていますが)