0719

書だ!石川九楊展

170719 / days / permalink

石川九楊展に行ってきたのですが、言うまでもなく最高でした。
 
昔、文字のデザインに行き詰まって書道を始めたりした頃、石川先生の圧倒的に奔放でエネルギッシュな作品を見てものすごい衝撃を受けました。
そして再確認しましたが、文字っていうのは墨の潤渇とか、余白の美しさ、とかそういう形ばかりではなく、「言葉」ということ。
心の内側から発したい想いや情熱がなければ届かない というシンプルなこと。
 
デザインの仕事をしていると、わかりやすく伝えるためにロジカルに思考することがほとんどなのですが(どんな人にでも伝えるには、感情的になることは得策ではないからです)、たまには思いの丈を形にしてみるのも良いしれない。
何かを形にするということは、自分が思っているよりも遥かに可能性があることなんじゃないか、と勇気付けられたり。
 
かつて受けた衝撃と今日の衝撃。初心に帰って精進したいです。
 
*そして再び書道をやりたくなりました(蓉花先生の書塾に通っていた頃、稽古だけではなかなか上達しないので石川先生の臨書のテキストを自習に使っていた)。
 
170719

0412

お花見

170412 / days / permalink

170412_1
170412_2
170412_3

studio Pabloさんのお花見に呼んでいただきました。目の眩むような満開の桜。

Pabloさんでは現在ACCAの背景美術画集を製作中。構成・デザインにて関わらせていただいています。

1231

2015年まとめ

151231 / days / permalink

2015年仕事まとめ。
 
・『ユリ熊嵐』本編からグッズ、パッケージなど3年関わった集大成でした。再び誘ってくれた幾原監督やスキを諦めなかった全てのスタッフに感謝でいっぱいです。
 
・『輪るピングドラム』もBD-BOX発売。久しぶりにピングスタッフとやりとりするのが嬉しかった。今思えばドえらいスタッフ陣。
 
・デオドラントクーム『FinalDeoシリーズ』のリニューアルやT型ハブラシ『T-Style』のリニューアルなど新商品もろもろデザインしたものが発売。
パッケ仕事同時に沢山やったのは久しぶりだったので、凄く楽しかったです。
 
・夏からは『GODEATER』。駅看板やADビジョンなど、色々な広告が作れて新鮮でした。ユリ熊とはまた違った〝カッコイイ〟〝男の子の好きな感じ〟も楽しかったです。
ゲーム(あくまで資料としてだよ)プレイしたのも久しぶりでよかった……。
 
・今なお鋭意作業中の『同級生』。これ参加できることになったのはすごく嬉しかった。そして参加してみて、作ってるレベルの高さに背筋が伸びた。1ファンとしてもひたすら楽しみ。
 
・セイン先生の英会話本を同時に4冊。トータルで1000ページくらい?4冊めが最後の最後でデータがぶっ壊れたのはさすがにビビった。
 
プライベートでは子どもたちの新生活、家族旅行などバタバタしつつも変化を楽しめた気がします。
  
公私ともに人との縁に恵まれた一年でした。お付き合いくださった方、ありがとうございます。また来年。
今年よりも楽しい年にしたいです。そのために力を貸して下さい!良いお年を!感謝と愛を込めて。

1125

イクラパンダー

151125 / days / permalink

イクラパンダー『幾原邦彦の次をみんなで決めまSHOW!!』にゲスト出演してきました。
 
151123
 
阿佐ヶ谷ロフトに出るのはピングドラムのイベント以来なので、だいぶ久しぶりではあったのですが〝ホーム・阿佐ヶ谷〟ということもありとてもリラックスしながら楽しませて貰いました。
6月に出させてもらった幾原さんとのトークショーに比べ、内容がフリーダムで気楽だったし、辻田さんや羽山さん(西位さん)のイベントでお客としても来たことあったしね。
何より、会場のお客さんが温かく見守って下さったのが、大変ありがたかく、イベントを支えてくれたと思います。感謝でいっぱいです。ありがとうございました。
 
内容としては「いままでの幾原作品の振り返り」と「これからの幾原作品を考える」の2部構成で、幾原監督からは意外と真面目なお話から、しょうもないお話まで色々な話が聴けました。中には結構意外な、初めて聞くエピソードもちらほら。
壇上で話をしながら、何だか色々としみじみしていしまいました。
  
ウテナで幾原監督を知り十数年……プロのデザイナーになって、輪るピングドラムで声をかけてもらい、ユリ熊ではガッツリ。それぞれのタイミングでそれぞれの仕事、自分と向き合ってきたので、幾原作品の歩みは、自分自身の歩みでもあるのです。(途中でウテナのパッケージやったり。)
 
思えば初めて監督に会った日、帰りに食事に誘われたのだけど緊張しすぎて「2人でメシとか無理!」と思って断ったんだ(笑)。とかそんなあれこれも思い出したり。
  
今回のイベントの意図はなかなか分かりにくいとは思うけど(かくいう私も良く分かっていない)、次回に向けて歩を進め始めたことは確か。
今なおファンとして新作がやってくるのは単純に楽しみだし、戦友としてまた一緒に作れたらいいな、と強く願ってもいます。
 
もっともっとリズムのように。

0914

お久しぶりです。

150914 / days,work / permalink

いかん。石垣から帰ってから全く更新しないままもう9月(しかも半ば)になってしまいました。
ものすごい駆け足でザッと振り返ると、4月はこどもの入園・入学式があって生活がまた変わりました。
 
ときわ商会からファイナルデオが久しぶりのリニューアル。デオドラントクリーム(硬)、デオドラントクリーム(柔)、ピーリングジェル、ボディソープのパッケージデザイン。T-styleもリニューアルで8色展開。かるいしです!のアルガンオイルも発売に。
ときわさんの仕事久しぶりな上に、ボリューム沢山で楽しかった。デザインどれも良い感じに着地できてよかった。

ユリ熊がらみはサントラが発売になって、CDジャケ作業(OP・ED・サントラ)が終了、残すはBD作業(これも先月で終わりました)。
関連書籍(ユリ熊嵐パーフェクトガイド)が発売になって、装丁と中身でインタビュー受けてます。これに関連して監督と対談?ぽいトークショーに出ました。あとはイベント絡みで公式同人誌の装丁と寄稿、監督のインタビューリーフレット等。ユリ熊はほんと好き勝手やらせてもらって遣り甲斐のある仕事です。大きくデザインにダメだしされたのはインタビューリーフレットくらいじゃないかな?(しかもダメ出しの内容が「おさかべに言えば分かるはず!」というアバウトなやつでしたが)
3年にも渡るユリ熊仕事が終わるのは寂しいけれど、幾原監督はまた次に向けて走り出しているので楽しみにしています。またがっつり参加できたらいいな。
 
そうこうしてるうちにゴッドイーターのアニメがスタート。放送開始の広告看板・ティザーサイト・Webサイトなど担当してます。本編のサブタイトルやパッケージ(10月売り)など色々担当してます。これはヨヨネネで一緒にお仕事させてもらった平尾監督からのご指名。ありがたい限りです。ここのとこ可愛い感じのデザインが続いていたので、こういう「男子!」みたいなデザインは久しぶりで高揚します。資料としてゲームもプレイしたのだけど、ゲームやる感覚とか懐かしくって少年心がときめきます。
 
あとジープ島王国、1号がでました。アートディレクション・ロゴデザイン等。同時期に宮地さんが写真展やることになり、それのロゴなんかもやりました。
他にもなんだか色々とあったのですが、近くポートフォリオに乗っけます(物撮りしてないので溜まってしまっているのです)。
アニメばっかっぽく思われてますが、アニメ仕事はまだ仕事全部の半分で、NPOや教育関係など堅めの仕事も楽しくやっています。そのあたりも載せていかないとね。
 
やはり溜めてしまうといかんですね。こうやってここで総括したので、次からはしれっと普通にブログを再開します。
お見捨て無く。

0330

ユリ熊嵐終了

150330 / days / permalink

ユリ熊嵐。放送終了しました。
最終回はコンテを初めて観たときから、放送が楽しみで仕方なかったです。感無量です。お疲れさまでした。
一緒に作った全てのスタッフの皆さんと、ご視聴くださった方全てに感謝でいっぱいです。有り難うございました。
 
気がつけば3年くらい関わらせて頂きました。試行錯誤の日々でしたが、楽しく、刺激的でした。苦労したことも無かったわけではありませんが、終わってみれば報われるどころか、余りある幸せなを頂きました。幾原監督、声かけて下さってありがとうございました。

また、色んなスタッフさんに沢山の刺激を頂き良いモチベーションで作業できました。名を挙げればキリがありませんがデザインを活かして下さったコンテマン、演出さん、美術さん、撮影さん…。素敵な芝居を作って下さった作画スタッフさん、役者さん等有り難うございます。ひたすら頭の下がる思いです。
 
パッケージやグッズ等の仕事はまだまだ続くのでもうしばらくは作業を楽しませてもらいます。

0328

牛窓へ

150328_1
150328_2
150328_3
 
ちょろっと仕事で岡山へ。空き時間で少しぶらり。