休日の風景 17
良い季節。ビールが美味い。
良い季節。ビールが美味い。
公私ともに大変にお世話になっている辻田さんのトークイベント「第71回アニメスタイルイベント 生誕50年記念! 色彩設計おぼえがきSPECIAL」へ。
内容はセル時代からデジタルへのアニメ制作における色彩設計について。ということで、一般にあまり知られていない製作の裏側と、その中での色彩設計の役割など。
辻田さんは明瞭で簡潔で話が分かり易いので、若干マニアックな話に寄っても楽しく理解出来ました。また、色彩設計の話をしてはいるのだけど、自分としては職業的にすごく共感出来る部分もあって、自分の仕事のことを見つめ直す良い機会にも。
表現者の意図を汲んで伝え易く自分の持ち場で演出していく様子は、普段私がデザインで取り組んでいる事と同じなので。
今回、イベント用に勝手にパロディロゴを作らせてもらいました。
キービジュアルは追崎さんのイラスト。ちゃっかり作成したマークも隅っこに入れさせてもらってます。
折角マーク作ったので、シルクスクリーンでTシャツに刷って贈ったところ、しっかり着て登壇して下さいました。
辻田さんありがとう!二枚贈ったのですが、一枚は二部ゲストのみつえ監督が着て登場しました!
*みつえさんはこれまたピングドラムでご一緒して、その後も少し仕事で一緒させてもらったり、という関係ですが、相変わらずの高テンションで会場を凄く盛り上げていました。
会場では辻田さんの奥様や、西位さんや追崎さん、古橋さんなど、沢山の方とご一緒出来て、非常に楽しい素敵な夜でした。
改めて辻田さん生誕50年、おめでとうございます。
これからも人生の先輩として、尊敬出来るプロフェッショナルとして、そして何より呑み仲間としてよろしくお願いします。
最後に辻田さんとみつえさんと一緒にパチリ。
立教大学のサークルが発行しているフリーペーパーにSPCインタビューが掲載されています。
取材から編集まですべて学生さんが作成しているそうです。
誌面は見開きに渡って写真(レア!)と作品つきでデザインやそれ以外について話してます。まったく為にならない話ばかりする私を上手いこと導いてくれたスタッフさんたちに感謝。
自分のとこも含め、誌面デザインには一切手も口も出しておりません。学生さん作なので、いろいろ甘いとこもあるのですが、楽しんで作ってる様子が伝わって好感持てます。
甘いって言うのも取材の知識や経験が足りないんだな、と思う程度で、誠意や熱意が足りない、なんてことは全然なく、とても真摯な姿勢で気持ちよく取材していただけました。見習うべきとこいっぱいで、良い経験になりました。どうもありがとう。また遊び行きます。
豆鳩雑貨店から「描き文字カレンダー」発売しました。
以前はフォントを作る事に夢中だったこともあって、文字の羅列は揃える事、整理する事ばかりを考えていました。肉性を消す作業と言うか。
ここ最近はむしろ手癖や歪み、掠れなど、以前と違うものを愛せるようになってきました。
これは大袈裟に言えば自分の個性そのものを認められるようになったということなのかも知れません。
オリジナル性を出したい、世間に爪痕を!と躍起になっていた時期も長かったのですが、最近は「個性なんて普通に(相手の好みや用途に真摯に向き合って)作れば、勝手ににじみ出ちゃうよね。」と思うようになったしね。
そういう意味でも、自分的にはとても意義のある一品です。
気に入ってもらえると単に商品として購入してもらう、ということ以上に凄く嬉しいです。
ちなみに他人の書く文字もとても好きです。
声や仕草や姿勢と同じように、個性出るからね。
10回目の結婚記念日。
これは事実として、一つの自信というか、今後の何かしらの支えになってくれると思います。
まだまだ楽しくなる工夫を。
感謝。
アニメーターの小池智史さんの名刺をデザインさせていただきました。(住所とかはでたらめにしてあります)
総作画監督、キャラクターデザインをしているキューティクル探偵因幡や戦姫絶唱シンフォギアなどの絵を見れば分かる通り、とても端整で美しい線の絵を描く方です。
なのでデザインも白の面積多めにして清潔感溢れるように。
また、ご本人はジョーダン好きなので赤黒白のブルズカラーで。
(アニメーターなので絵を描いている)手のイラストを入れようと、手の絵だけを依頼したのですが(下左)、仕上げてくれたイラスト(下右)にはなんと鳩が!
アニメを生業にしてるということで、生み出す表現を。そして私がデザインしたということが分かるという意味でアイコンの鳩だそうです。
こちらの希望を上回る、というだけでなく、色んな意味を付け加えてくれて、とても素敵な仕上がりになりました。小池さんありがとう。
アニメ業界関係者の名刺は、実は昨夏の幾原監督から始まって、辻田さん(幾原さんと偶然にも同時期に頼まれました)、中村夫妻、そして今回小池さん…と断続的にやらせてもらっていて、現在も とある美術監督さんのものを作成中です。