0523

ピングドラム最終巻

120523 / work

「輪るピングドラム」ついに最終巻が発売になりました。
最終巻はケースに星々を箔押し(マット銀)した特別仕様。ジャケ絵も泣かせます。
 
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もともと一番最初にこの企画に呼ばれた時(最終的には色々やらせてもらったけど)「パッケ周りを…」って話だったから、最終回が終わっても、ムック本などが終わっても、どこかで最終巻までは自分は終わらないという安堵があった。
だから、最終巻の作業は自分にとってのピングドラムの終わり、のような気がしてしまい、寂しい気持ちを感じたり。
 
思えば1巻(発売は一ヶ月延期になりましたが)の作業開始の頃は真夏で、まだ本編も5話くらいまでしか放送されていなかった。それから本編作業と同時進行で、毎月1巻ずつ作り続けた8ヶ月。
 
いつもの順番としては、DVDメニュー画面からスタートして、BDメニュー、BDムービー、収録するメニュー画面全部終えると、パッケージBDデジパック、DVD外箱、DVDインレイ、BD、CD、DVDレーベル、アテンションシール、ポストカード、4ページ本、封入特典の12ページ本という順番で入稿。
 
だから、今回は一個ずつ、最終作業、という感じでもう「このフォーマットでデジパック作らない」とか「CDレーベル考えるのも最後か」とか、一個一個が終わっていってちょっとおセンチになったりして。
最後の12ページ本(いつも全然時間ない中で作っているのだけど、毎回毎回、すごく良い内容で作業も楽しかった)を作っているときは切なかった(毎巻作る前に見返すので、最終話の内容にどっぷり漬かっていたこともあるが)。最後に入稿した最後のページが、長谷川眞也さんの原画、というのもウテナ好きからするとグッと来る一幕(表紙は馬越さん)。
 
毎巻封入特典の編集やって下さった天野さんと池田Pにお疲れさまのメール書いていたらバイク便。先に入稿していたポストカードの色校正。24話のリリィ先生のあのエンドカードの絵のキャラたちの素敵な表情を見て、つい涙ぐんでしまった。
 
オチとしては、熱い想いを綴ったお疲れさまメール書いた直後、(中学生英語レベルの)私のスペルミスが発覚で慌てて入稿し直しと言う…締まらない話。
 
最後に、毎巻オーラ全開のジャケット絵を描いて下さった西位さん、素敵に仕上げて下さった辻田さん、最後まで楽しい構成にして下さった天野さん、パッケージ内部で沢山画像提供して下さった美術さん、好き勝手やらせてくれつつサポートして下さったキングレコード池田さん、中村さん、そして買って下さった多くの方々に感謝(ツイッターなどでデザインの感想を聞かせて下さったのも本当に嬉しかったです)。
 
次は「星野リリィアートワークス」のデザインに全力投球です。乞うご期待!(もちろん、ピングドラム関連以外のお仕事も全て全力です!汗)