抽き出しの鍵
ふとした拍子に、長い事開けていなかった記憶の引き出しがスルッと開くと、記憶ってなくならないんだな…て感心してしまう。
いや、感心でなく放心かもしれないな。
だってあの濁った感情や忘れたことにしておきたい記憶もどっかの引き出しで開けられるのを待っているかもしれないものね。
ふとした拍子に、長い事開けていなかった記憶の引き出しがスルッと開くと、記憶ってなくならないんだな…て感心してしまう。
いや、感心でなく放心かもしれないな。
だってあの濁った感情や忘れたことにしておきたい記憶もどっかの引き出しで開けられるのを待っているかもしれないものね。
昔は何かを買う事、集める事でストレスを発散したりしていたのですが、最近は捨てる事の方がストレス発散になる気がする。
それでもなかなか思い入れのある物たちは捨てられなく、「思い出の品」のようなものはつい大事にしてしまったり。
先日、ついに昔の言葉たちを捨てた。
かつて書いた芝居の構想だったり、想いだったり、といった自分で書いた様々な物を捨てた。
大事な物を捨てた、のではなく、大事でなくなったから捨てた、ということなので結局は大事な物は捨てられないのかもしれないけれど。
文章を書いていた頃、「今文章にしているようなことが、ある日感じることができなくなったら絶対に嫌だな」と思っていた。
だから必死に見える景色や感じる温度を書き留めていた。
しかし感じられないどころか、言語化されていた物を読んでも、まるっきり理解出来なかった。
当時の文章表現の拙さをさっ引いてもなお。
良くも悪くももう面影はないということだ。
昔の面影のまるでない私は、もう誰でもないのかもしれない。
いざというときのために取ってある復活の呪文も、今や効果がないのかもしれない。
実家から街道を挟んだほど近く。全然変わらない町。
変わったら変わったで寂しくなったりもするのだけれど、変わらなかったら変わらなかったで何だか切ない。





まぶしくてめがくらむ




良い季節。ビールが美味い。
公私ともに大変にお世話になっている辻田さんのトークイベント「第71回アニメスタイルイベント 生誕50年記念! 色彩設計おぼえがきSPECIAL」へ。

内容はセル時代からデジタルへのアニメ制作における色彩設計について。ということで、一般にあまり知られていない製作の裏側と、その中での色彩設計の役割など。
辻田さんは明瞭で簡潔で話が分かり易いので、若干マニアックな話に寄っても楽しく理解出来ました。また、色彩設計の話をしてはいるのだけど、自分としては職業的にすごく共感出来る部分もあって、自分の仕事のことを見つめ直す良い機会にも。
表現者の意図を汲んで伝え易く自分の持ち場で演出していく様子は、普段私がデザインで取り組んでいる事と同じなので。
今回、イベント用に勝手にパロディロゴを作らせてもらいました。

キービジュアルは追崎さんのイラスト。ちゃっかり作成したマークも隅っこに入れさせてもらってます。
折角マーク作ったので、シルクスクリーンでTシャツに刷って贈ったところ、しっかり着て登壇して下さいました。
辻田さんありがとう!二枚贈ったのですが、一枚は二部ゲストのみつえ監督が着て登場しました!
*みつえさんはこれまたピングドラムでご一緒して、その後も少し仕事で一緒させてもらったり、という関係ですが、相変わらずの高テンションで会場を凄く盛り上げていました。
会場では辻田さんの奥様や、西位さんや追崎さん、古橋さんなど、沢山の方とご一緒出来て、非常に楽しい素敵な夜でした。
改めて辻田さん生誕50年、おめでとうございます。
これからも人生の先輩として、尊敬出来るプロフェッショナルとして、そして何より呑み仲間としてよろしくお願いします。
最後に辻田さんとみつえさんと一緒にパチリ。
