曇天模様
曇り空は、いつも何か言いたげ。
曇り空は、いつも何か言いたげ。
善福寺川緑地の木々には、おびただしい量の蝉の抜け殻があった。
誇張でもなく、一本の木に10〜20位。
なるほど、ミンミンミンミン五月蝿いわけだ。
それでも、蝉鳴いてこそ の夏。だよな。
風情ある石段を上ると、よく寄り道する神社に繋がっていた。
「あの道を進んだら何処に行くんだろう?」が、「おお!ここに繋がっていたのか!」って分かる瞬間、神秘的な謎が無くなる寂しさと、新しい解を得た喜びが同時にやってくて、ちょっと複雑。
作品の善し悪しを決定するときの最近の僕の基準、「のびやか」かどうか?
思想もカタチも色彩も配置も。
のびやかとは無意識なのに無軌道でなく、意図せずとも信念が潜んでいるような、自由でしなやかな状態。
シャープで緻密なデザインをやるときほど、必要な感覚かもしれない。
代々木八幡での仕事帰り、あまりの暑さに、代々木八幡宮で涼む事に。
野田秀樹の「ゼンダ城の虜」のセリフをいくつも思い出す。
夕方からぷらっと、とげ抜き地蔵の盆踊りへ。
盆踊りなんてずいぶん久しぶりに見たけど、やっぱり都会の狭い場所だと、ちょっと風情に欠ける。
でも、吊ってある提灯に書かれたお店の名前を見て、そのほとんどが何処にあって、どういう店か知ってるあたり、この狭い都会が第二の故郷になりつつあるのかな?なんて複雑な思いも。
いずれWorksにもアップするけど、「えいごで日記」の3年ぶりの新作、「えいごで日記 文法」が発売されました。
入門編の「えいごで日記」より対象年齢も上がり、内容も踏み込んだものになっています。前作同様に、デザイン全般、組版、イラストなどを担当させてもらいました。
前作ほどではないものの、相変わらずイラストは多く、目で見ても楽しい本です。
どのくらいイラスト多いかと言うと、
これでもまだ全部でないくらい。
英語に不慣れな子どもが少しでも楽しんで理解出来るように、頑張って作りました。書店で見かけたら是非。
本文のデザインや、表紙のデザインなんかも可愛いよ。
ちなみに、上のイラストは、著者の前書きのところに書いたものなのだけど、
右「書けた!ヨユーだぜ!」
左「そりゃお前は父ちゃん外人だもんなぁ…」
中「文句言ってないで書きなよ、楽しいよ」
というようなやり取りを想定して描きました。勝手にストーリー考えてイラストを描くのは楽しく、素敵な仕事だなぁ、とつくづく思う。(イラストはほとんどダメ出しもなく、やりたいようにやらせてもらえました。関係者に感謝!)
*前作の登場人物が今回も(ちょっと大人になって)登場してたり、個人的に作ったギミックも満載です。