0729

真夏の世の夢

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子どもの頃に追いかけた現実のヒーローたちの殆どは色褪せてしまった。
 
ゴジラが壊した東京は、ミニチュアだった事を知ってしまったし、アニメやドラマのヒーローはテレビの中にしか存在しない事を知ってしまった。
スポーツ選手も、みんな引退して、指導者になったり、つまらないタレントになってしまったり。
 
そうこうしているうちに、自分も子どもを授かり、いつまでも何かに憧れて追いかけていくだけではいけない、大人としての役割が増えてきた。もう少しだけ、子どもでいたかったなぁ。とか、もう少し憧れを追いかけていたかったなぁ。とか思ったところで、親の老いた背中が小さく見えたり、確実に世代交代されていく。
 
だから、工藤が西武に帰ってきてくれた事は嬉しかったし、マウンドに向かう姿に涙してしまったのだ。
ただ出てきただけでなく、きっちり仕事をしてバッターを片付けるその姿は、本当に格好良く、僕を小学生の頃に引き戻してくれた。色褪せたヒーローばかりの世界で、まだ輝いているヒーローがそこに居た。
 
どうか、もう少しだけ、夢を見続けさせて下さい。
 

0722

物質であること

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椎名町のケーキ屋の手作りフライヤーなのだけど、バッグに入れっぱなしにしていたら、いつの間にか雨に濡れたのか、インクがにじんでしまった。
 
この滲んだインクの奔放な色彩や形が素敵なので、捨てられずにファイリング。
こういう滲みとか、意図してやろうとして水垂らしても、たいてい上手くいかない。そこがまた素敵。
 
それにしても、このお店のロゴ、個性的でちょっと怖い。実際はすごく可愛らしいお店ですが。(でも食ったことは無い)

0720

点灯する前の

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よほど時間刻みのスケジュールでなければ、作業に没頭しているといつの間にかあたりは暗くなっていて、電気付けるときに「ああ、もうこんな時間か」というような毎日。
 
ここ何日かは、辺りが暗くなる前に、赤くなる。
 
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神々しいまでに綺麗だけれど、それ故、少し不安になる。

0718

休日の風景6

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疑いようも無く、季節は夏。
 
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0716

劇場へようこそ2

駐車場の入り口を見ると、好奇心が刺激される(その2)
 
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ウホッ、いい駐車場!てな具合に。(link:その1

0713

孵化したりされたり

100713 / days / permalink

ADC展など見に銀座へ。
 
ここのところ、ずっと事務所に籠ってイラスト描いていたので、外からの刺激は本当に久しぶり。
 
ああ、世の中には自分と違う事を考えている人がいて、違った美意識があって、違った表現があるんだな、と、当たり前の事が乾いた心を潤してくれる。
少し元気が無かったのだけど、作品に触れているうちに、見る見る栄養が補給されて心が元気になるのがはっきり分かる。
こういった刺激がどんどん血肉になって、自分の細胞を新しくして、新しい細胞でまた新しい何かを作っていく素敵な連鎖。
 
他人の作品(表現)でないと、癒せない部分って絶対にあるんだな。
すごく前向きになれた。帰りに映画でも見て帰ろうかとも思っていたんだけど、2時間も映画館に閉じこもっているのが勿体ないような気がして、街を散歩して帰った。
 
もっともっとリズムのように。
 
100713

0711

日曜日の芝生

100711 / days / permalink

100711
 
駆け回る子どもたちの声が響きわたって、とても平和で素敵な光景。