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ありがとう

110308 / days

祖父が他界した。
 
100歳をとうに越えて、なお元気であったのだが、さすがに人の命は永遠でないから、来るべき日が来たということだ。
大往生と呼ぶに相応しいので、正直なところ、多少の寂しさはあっても、悲しさは湧いてこない。
 
あるのは、今日幕を閉じた祖父の人生に対する、感謝ばかりだ。
 
小さい頃からいつも僕の味方になってくれて、さんざん可愛がってもらった。祖父のことを思い出すと良い記憶しか蘇ってこない。
中途半端にぐれかけた時も、家を出てからも、いつも優しい顔で迎えてくれた。ただただ幸福な記憶たち。
 
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
おじいちゃんに貰った優しい気持ちを、息子や下の世代に惜しみなく与えたい。
 
ありがとう。ありがとう。本当にありがとう。
大好きな婆ちゃんと、天国でお幸せに。
 
110308