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花は流れて

091120 / days / permalink

BATIK「花は流れて時は固まる」を観る。
結局楽日まで時間とれなくて、千秋楽の当日券だから諦めかけてたんだけど、打ち合わせ帰りに通りかかったのでダメ元でフラッと寄ったら、難なく観れた。
 
仕事途中に寄ったこともあって、なかなか集中できなかったのだけど、終盤の畳み掛けるような肉体表現に骨の髄まで痺れてしまった。
 
動く 動かない 歩く 走る 横切る 笑う 怒る 楽しむ 震える 見る 見つめる 睨む 怖がる 落ちる 話す 歌う 踊る 叩く 掴む 飲む 吐く 照らす 手を叩く 足を踏む 声をかける 見渡す 倒れる 倒す 投げる 捨てる 止まる 止める 回る 回す 跳ねる 揃える 脱ぐ 着る 産む 生まれる
 
舞台の上では様々な感情や人生が、確かな覚悟とともに跳ね回っていた。
最近息子が様々な感情や動作を取得していく様を照らし合わせながら、
人間が体でなし得る表現の可能性について考えさせられてしまう。
色や景色や温度や感情をすべてその場で孕ませられる、舞台という表現装置に嫉妬しながら拍手した。
 
久しぶりに科白芝居も観たくなった。舞台は見始めるときりがないんだよな。
 
映像では全く伝わることはないのですが、一応。