1003

ラブレター

121003 / days / permalink

ふと。
 
ここに文字を綴ることの意味について。
その意味なぞ、もう無いのだという可能性も含めて考えてみたり。
 
ここのブログも長いことリアルタイムで更新していなく、溜まった写真や情報の整理(それもまた気まぐれだけど)の場と化してしまっている。
それでもなお、日々見に来てくれる人はどのくらい居るのだろう?
 
誰にも縛られることなく、最も自由に発信できる場として続けているけれど、気分そのままに発信、というのはまずない。
それはきっとここに書くことは 残る という前提で書いているから。
そういう意味ではきっとtwitterの方が自由気ままにその場の気分で発信しているように思う。だけれどもtwitterはフォローしてくれる人がいて、その場の気分を共有(悪い意味でも)するため、基本的にネガティブな思考や不穏な空気は持ち込まないと決めている。
嘘はつかないけど、隠し事は少しする、という具合にね。
 
もちろん、ここでも読まれる前提で書いているので(全くの他人でない、家族や仲間も読むし、いつでも読み返せるので)、本音をすべてさらけ出しているわけではない。
それなりに言葉を選び、人を傷つけないようにするし、不安を悟られないような知らん顔もする。
 
しかし、ここでやりたい(書きたい)のは、やはり「誰かに何かを伝える」ということなんだろうな。
そしてその何かは自分の中からのラブレターやSOSなのかもしれない。
 
暗号を張り巡らせ、分かる人にしか分からないメッセージ。
それは特定の誰かに向けているものではなく、自分でも上手く言い表せないこの気持ち、もしかして共有できる人、居るかな?(いたらいいな?)という祈りの様なもの。
そして、その祈りは届く前提で書いている。
 
今日のこのテキストは、書く意味について綴りながら、綴っているうちにその答えが出るんじゃないかな?と思って書き始めた。
そしてやはり言語化する作業の中にその答えはあった。
 
このラブレター、あなたに届くといいな。

0829

三鷹通りと連雀通り

120829 / days / permalink

とても感慨深いことがあったんだけど、よくよく考えたら、今書けることはなかった。
後々に書くかも。(*新作のことではない)

0730

ペンギン一家

120730 / days / permalink

アニメーターの小池智史さん(先日あの緒方恵美さんの呑み会でようやくお会いできたのでした。)にいただいた絵を額装してみた。
物凄く流麗なラインですが、手書きです。我が家の神棚とも言えるペンギン飾り棚に配備しました。
 
小池さんには次男出産の時も、絵を描いていただいていて、本当に良くしていただいてばかり。
 
120730

0703

ベラドンナの罠

120703 / days / permalink

爆音映画祭「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」上映(二回目)。
前回は久しぶりってのと監督やファンと同じ空間で見てる!という感激で冷静でなかったのでしたが(笑)、さすがに二回目は落ちついて堪能できた。
 
それにしても、テーマやストーリーもさることながら、映像的な快感が圧倒的でこんなに短期間で二度観、にもかかわらず、全く飽きることなく終始ドキドキしっぱなしで、作品のもつポテンシャルの高さに改めて敬服。
 
この日も監督はウテナTシャツ登壇。
そしてこの日に着ていった自作ウテナTシャツはこれ!(監督のは深紅に黒)。
 
utenaT2
 
終演後に監督とお茶したのですが、今思えば同じ柄のTシャツでちょっと恥ずかしい、という…。

0630

薔薇卵蘇生録

120630 / days / permalink

バウスシアターにて爆音映画祭「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」上映(二回のうち一回目)。
リクエストの投票の時から見守り(ブッチギリのトップでした)、チケットも発売時刻に押さえたくらいに楽しみにしていました。*チケットは二回とも即完売してしまいました。
 
ウテナは自分にとって、ものすごく特別な作品です。
今なおスクリーンで(しかも爆音で)観れた事、とても感激しました。
そして他界してしまったウテナ役の川上とも子さんの声を今な劇場で聞けた事も感慨深かったです。
また、会場にいらしている方々の多くがウテナの熱狂的ファンというのも嬉しかったです。始まる前の客入れの際、流れてるシーザーの決闘曲に反応し、昂っていくテンションがありありと感じられて、貴重な経験でした。
 
終演後には監督がサプライズ登場。場内の盛り上がり方が凄かった!
実はちょっと前に監督に会う機会があったので、上映後に登壇することは知っていました。
その際に「爆音来るの?」と聞かれ、「両日とも行きます!そのためにTシャツ作ります。すでに発注済み!!」と答えると、「じゃあ着ようかな…」なんて仰って下さり、上映前に渡したらほんとに着て登壇してくれました。
ピングドラム関係ならいざ知らず、ウテナに関しては100%ただのファンなのでこれは嬉しかった。
(サイズ、色が合うものがなかなか見つからず探しまわった甲斐があった…)
 
終演後、外に出た際に、色々な人に話しかけられた事も嬉しかったです。
あと、来場しているお客さんのバッグや携帯などにピングドラムグッズがさりげなくついているのも見逃さなかった。
画像は、この日の為に作ったTシャツ。
 
utenaT1

0608

レンタル出来ないもの

120608 / days / permalink

とある仕事の原稿が届かずにヤキモキしながら昼食を摂りに駅前まで。
注文を待つ間に手にしたiphoneで「この空の花」が都内での上映最終日だと知る。
 
ああ、行こうと思っていたけれど、結局行けなかったなぁ…。と思いながら帰宅していると、夜遅くまで原稿入りそうにない旨の連絡。すでに上映時間まであまり時間がなかったのだけど、半ば勢い任せで、ふらっと近所行く格好で劇場に向かう。
 
ほとんど内容を知らず、パスカルズが音楽やってるのか〜くらいの興味本位で観に行ったのだけど、これが凄かった。
 
上映前に大林監督が表れて、満員の客席に向かい「みなさんに御礼を言いたくて来た」と挨拶。
こういう嬉しいアクシデント、(舞台に比べ)映画ではなかなかお目にかかれないので、なんだかお得な感じ。ただ、上映前にそれやられると、映画の内容をまっさらな気持で楽しめないかも、という不安もまた事実。しかし、そんな不安はあのフィルムの前ではあっという間に吹っ飛んだ。
 
内容についての細かい感想は、そういうの書きたい人に任せるとして、作品の熱量、伝えようとする思いの強さに心打たれた。
 
終演後、鳴り止まない拍手。
再び登場した監督は、この映画に託した思いを(余韻を損なわない程度に)話し、その内容もまたとても心打たれるものだった。
 
勢い任せで行って良かった。あのまま家で机に向かっていたのとでは雲泥の差だ。行動的になる事で得られる経験は本当に多く、面倒くさがりやの自分は結構損しているみたいだ。もっともっと機動力を磨かないとね。

0601

now and then

120601 / days / permalink

毎月tumblr画像をまとめていると、自分の好み、趣向についても、いつの間にか「こうでなければならない」という縛りの様なものに囚われている(囚われていた)ことに気付く。
 
過去に狂おしく愛したものでも、長い時間をかけて追求したものだろうが、好みで無くなったらあっさり捨ててしまって構わないのに。
 
かつてはそれが出来た。そしてそのための後悔もした。この後悔の積み重なりがどんどん自分を不自由にしているのだな。 全て捨ててしまえと自戒を込めたところでなかなかに難しい。
 
大切なのは今まで生きて来た時間でなくて、これから過ごす時間なのだから。
(と、書いてみて それも違うな。大事なのは“今”だ。と気付く。そして、それもまた難しい…。)