0403

嵐と予感

120403 / days / permalink

嵐が近づく天候の中、銀座へ。
なんだかんだ毎年観に来てるTDC展や、G8での渋谷克彦展やgardian gardenなどいつものコース。
 
昨年、震災の精神的な影響で何かを観たい、というインプット欲が一時的に機能しなくなり、そうこう言ってるうちにピングドラムが始まったりで、なんだかこういう日常は久しぶりな感じ。
(実際はピングドラム作業中にも幾度かギャラリー巡りや展覧会などには出かけている。)
 
TDC受賞作はネットで知っていたし、大きな仕事のものばかりなのでたいていの作品は知っていた。
でも実物を見るのは初めて、というようなものもあり、そこで初めてデザイン意図を理解する、ということもしばし。
 
これは、結構肝に銘じないといけないことで、図案や文字情報が同じと言えど、画像で伝わるものは実物の持つものの数パーセントでしかないということ。
大きさや奥行き、手触りなどの質感、モニタや誌面でなく空間の中で見る、ということ。
舞台をテレビ中継してもたいていはつまらないように、空気が孕ませる情報、というのは本当に大事。
 
ググれば答え(らしきもの)が簡単に見つかるから、すぐに情報を一個のフォーマットに乗っけて受信してしまうけど、それが一側面しか映し出さない事を気をつけねば。
もっと街に出て、もっと色んなものを見て、もっと色んな人を知りたい。