0213

選んでくれてありがとう

120213 / days / permalink

嫁さんが無事退院。
朝からその準備でバタバタした一日。
 
退院後、一度自宅に戻り、その後里帰り。というスケジュールで
産後間もない嫁さんと、まだ生まれたての乳児。
しばしかーちゃんと会えずに甘えたがりの長男が発熱、とまさにカオス。
 
産院で貰っていた新生児用のオムツも使い果たし、そういえば買っておく暇なかった、と後悔し、このカオスの中意を決してオムツを買いに走ろうとドアを開けたその時、宅急便の制服着た男が、両手に沢山のオムツを抱えて立っていた。
 
ある方が、出産祝いに新生児用のおむつを沢山贈ってくださったのです。勿論面識の有る方だったのですが、次男妊娠の事も一切話しておらず、産まれた事もツイッターで書いただけ。という失礼な態度にも関わらず、ツイッターを見てすぐに役立つものを、すぐに贈ってくれたのです。
神がかったタイミングと、全く予想しなかった意外性にすごく感激しました。そういう即行動、という事、意外と出来ないのですよね。私は車を所有していないので、すぐになくなっていくおむつの買い出しも、自転車で少しずつ何回も買いに行かねばならないとこだったので、リアルに助かりました。
 
ここでなら名前出してもいいかな?…その方とは、幾原邦彦監督です。
すでにピングドラムの記事で何度も書いているので説明は不要だと思いますが、あの!幾原さんでした。
 
この手際、このセレクト!きっと側近の人(そんな存在が居るのか知らないけど:笑)に「何か気の利いたもんでも送りたまえ」と命じたのに違いない!(もちろんそれでも充分に嬉しいです)と思いきや、御礼の電話をしてみると、監督自ら、「これでいいのかな??」と戸惑いながら選んで送ってくださったとの事。感動です。
 
幾原さんには過去の作品を通じて、または今回のピングドラムを通しても、本当に多くのかけがえのないものを頂いています。それにも関わらず、こんな素敵なことまでしてもらって、凄く凄く感謝と敬意でいっぱいです。
 
本当にありがとうございました。
電話でもお話ししましたが、いつかこの子が大きくなったら、この日の事を伝えて、幾原さんの作品を一緒に観たいと思います。
子ども達にも、自分がかつてウテナで得た、衝撃と確信の様なものが贈れたらこの上ない喜びです。
 
タイトルはピングドラムの20話サブタイトルから。(オムツを)選んでくれてありがとう(笑)。