0402
休日の風景 12
息子と二人、春の小金井公園へ
息子と二人、春の小金井公園へ
承前啓後盡閲人間春色 繼往開來飽覽世紀風光
3.11以来、東京でも余震は続き、交通機関も不安定だったり、集団ヒステリーとも思えるスーパーの買い占めなど、今まで経験したことのない不安な空気が街を包んでいます。勿論、被災地の惨状に比べれば天国のような状態だけれど、その比較論は現在進行形の今、意味を持たない。
ブログはもちろんのこと、Twitterでも言葉を発せない日が続く。
不謹慎だから自粛、ということでなく、何を発しても薄っぺらく、嘘くさいような、心ここにあらず、といった日々。(おかげで今綴っている文章もイビツ)
そんな中での、祖父の葬儀。
市内で一番の長生きで震災の二日前に息を引き取ったので、悲しみというよりは良かったね、というような温かな空気に包まれた法要でした。
死者から受け取ったバトンをどうやって次に渡していくのか。多数の犠牲者を出した震災のこともあり、やっぱり向いていいのは、前だけなんだなと思ったり。
安易に比較は出来ないけれど、戦争経験のあった祖父たちも、何度も訪れた逆境から前を向いて、希望を持って日本を立て直したのだ。
祖父や祖母、ご先祖さまに顔向け出来るように。絶望に暮れてしまわないように。
怯んだ時こそ、前に向かっていけるように。
この災害で志半ばでバトンを奪われてしまった人達の分まで。