0909

墨の香り

100909 / days

芸術劇場に豊島区総合美術展を観に行く。
絵画・工芸・書など。出品者も来場者も年配の方が多いのだけれど、精力的なもの作り、野心的な実験手法など感心を通り越して、ちょっと打ちのめされてしまう。
 
やはり最近の関心ごとは「書」なので、長時間書家の作品を鑑賞していたら、もっと観たくなってきて、その足で書道博物館へ。
 
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開催中の「漢字のはじまり」も興味があったのだけれど、それ以外の墓誌銘なんかも興味があって(この間の国立博物館で見た王尚恭墓誌で興味があった)、普段グラフィックギャラリーなどで受ける「刺激」とは違った角度の「刺激」を受ける。それは何か大事な記憶が染み入ってくるような感覚で、つまらないプライドを打ち砕いて、謙虚な動機をくれる不思議な刺激。
 
ここ最近、昔とは違ったものからインプットしたり、インスパイアされる事が多い。これが実を結んで、昔とは違ったものを(も)表現出来たら素敵なはず。
もっともっとリズムのように。
 
漢字ばっか見たので、帰りがけにも兎に角 漢字が気になる始末。
 
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