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死ぬ世界

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ここ数日、twitterでの友人のツイートがきっかけで、インターネット、またはデジタルが殺したものについて考えることしばし。
iphone持つようになって、減った荷物と、増えたパスワードなど。劣化しないプロダクトの残酷さ。思い出補正の効かないクリアビジョンの価値。
 
便利になることが幸福である、という20世紀の幻想。
殺してしまったものは生き返らないのだよ、特に無自覚に殺したものは死骸がどこにあるかすら分からないから。
 
では利便さの他に結局、何が生まれるんだろう?って、ネガティブに考えていたりもしたのだけど、ここ数日立て続けに随分長いこと連絡を取っていなかった人や、記憶の彼方に流れかかっていた(失礼w)人などから連絡が来る(何かのシンクロニシティか?)。
いずれも、疎遠になってからもここのウェブは見続けてくれていたり、偶然ネットサーフィンでたどり着いたり。
 
大人は厄介だから、お互いに連絡取りたいと思っていても、時間が経っていたりすると何を話して良いかも分からないため、よほどの用件がない限りなかなか電話も出来ない。
 
その点メールなら、相手の時間を取ることもないし携帯からでもウェブ上からでも気軽にさくっと送れるし、受け取る側もいつ返信しても言い訳だから、どんなに久しぶりの連絡でも迷惑がかかることは殆どない。
 
インターネット様々!万歳!とネガティブな感傷を一蹴。
 
でも、この「気軽にさくっと」が気づかないうちに何かを殺していたりするんだよ。
 
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