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跡展

101208 / days

「わたしのすがた」跡展へ。
 
あれが如何に良く出来ていたかを再確認する。
「わたし」の気配がすっかりなくなった建造物を巡りながら、“いったいあれは何だったんだろう?”と想いを巡らす。
その足取りは巡礼者の様でもあった。
 
全ての建物に「わたし」の不在を確認すると、「わたし」はすっかり自分の内部に住みついていることを発見する。
否、初めから自分の内側に存在していた「わたし」をようやく意識出来たのかもしれない。
 
見慣れたこの町で、これほどにも作者の思惑に翻弄されるとは驚きで、今回、少し自分の価値観が揺らいだ。この感覚は久しぶり。久しぶりの衝撃。
 
101208
 
*行った人でないとさっぱり意味不明ですが、ご勘弁。