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070818  イマジネイション通信

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8/18-19、死に焼けた真夏の深夜。

田舎の夜は、静かな暗がりと騒がしい虫の音が折り重なって、僕をとても不安な気持ちにさせる。
かつては居心地の良かったこの夜に閉め出され、10年前とは何もかもが違うということを空気が告げる。

去る者と残される者の気持ちの違いを痛いほど良く知っていたから、
僕らは、誰もがみんな去る側に回ろうと躍起になった。
そうして散り散りに去って行き、振り返りたくない傷跡だけを抱えて、ここには誰も居なくなった。

あの頃に戻りたいなんて、これっぽっちも思わない。
ただ、あの頃よく聞いていたカセットテープを再生するプレーヤーを持っていないことが、なんとなく寂しい気がしただけだ。

僕は何も変わっていない。ただ、本当のことを口にする機会が極端に少なくなっただけなんだ。

by lvdc : 070818

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